松原秀明の「音楽よもやま話」(毎月更新)
聞かせたい歌 その2〜のひなひろし「もうひとつのうりずんの島」
なつかしい友よ あの海に行こうか遥か遠い日に埋めた 夢を探しに
今この海を 君は見つめながら
時の流れの儚さに 立ち尽くすだけ
白い砂の色もモクマオウの森も
浜辺の命たちも 消えてしまったけど
君の瞳に映る夕日だけ あの頃のまま
人は人のために 夢を削りながら
海を変え森を変えて 生きて来たんだろう
ふるさとの友よ 星の降る浜辺で
泡盛を重ねながら 明日の日を語ろう
島人の心 誰も奪えない
君の澄んだ瞳 ずっと変わらずにと
明日都会へ戻る君に 心を込めて歌うよ
君の最後のリクエストは うりずんの島
君の最後のリクエストは うりずんの島
今から約30年位前に沖縄フォーク村という団体があり、当時村長だったのひなひろし、仲井真ジュン、名城公子と3人でLPを発売しました。
その中に入っていた歌で「うりずんの島」という曲がありましたが、当時沖縄でヒットしていました。
のひなひろしの歌にしては珍しく、メッセージ色の強い歌でした。
あれから何年経っただろう。
待望の新譜が発売され、その中に「もうひとつのうりずんの島」というタイトルの歌が入っていました。
幼い頃からいつも遊んだ船着場のモクマオウの防風林。
ただ波の音しか聞こえない夜の海辺。
忘れかけていた色々な風景を思い出させ、それは切なく胸の中に入ってくる言葉達でした。
少しづつ少しづつ変わっていく故郷の風景は、そこに生きる人達の生活の姿であり、都会で暮らす人達がたまに帰って寂しがるだけの物では無いことは知っているのだけれど・・・
久しぶりにのひなひろしの名曲に感動しました。