松原秀明の「音楽よもやま話」(毎月更新)
聞かせたい歌 その3〜Cocco 沖縄限定シングル「ジュゴンの見える丘」
沖縄で急成長を続けるサンエーグループ
そのサンエーの中のCDショップへ入って、一角のスペースに目を奪われました。
以前情報として聞いた事のある「ジュゴンの見える丘」のCDとLIVEでCoccoが発した言葉が一言一句全て書かれているボードがありました。
東京にいると他人事のようなリアルな沖縄がそこにはありました。
以下は、Coccoのオフィシャルサイトです。
是非この中の「ジュゴンの見える丘」の映像をご覧下さい。
http://www.cocco.co.jp/contents/index.html
沖縄の意志よりも、もっと強固なアメリカと日本の事情。
第二次世界大戦では唯一の地上戦を経験して、戦後復興の名の下現在に至るまで中央政治の都合のいいように振り回される沖縄の人達。
どんな雄弁な政治家よりも、「ジュゴンの見える丘」の映像だけで、何かが間違っていると認識させてくれます。
2頭のジュゴンは我々人間に何を言いたかったのでしょう。
何に気づいて欲しかったのでしょう
こういったニュースに敏感に反応し、あきらめとそれとは真逆の感情が複雑に交差する自分に気づく時、沖縄人の魂が宿っている事を改めて思いしらされます。
(沖縄帰省 9月30日 スタッフブログより・・・)
Coccoという歌手を初めて見たのは、テレビの歌番組でした。
司会者との会話に完全な沖縄なまり丸出しの沖縄標準語を使い、あっけに取られたのを憶えています。
Coccoの後ろで当時人気絶頂だったSPEED のメンバーが後ろで引いていたのが印象的でした。
いい歌を歌うイメージは強かったのですが、その時の印象がとても強くて歌をじっくり聴くことはありませんでした。
しかしこの映像を見てCoccCoは本当に駆け引きのない生き方をしているんだと思いました。
沖縄限定発売だった「ジュゴンの見える丘」が11月21日に全国発売になりました。
早速買って来ました。
この歌が全国の人達の耳に届いて、一人でも多くの人がCoccCoのサイトの中の期間限定スペシャル映像を見る事ができたらと思います。
そして色々な事を感じてくれたらと願います。
南海の楽園沖縄! そのコバルトブルーの海が傍で見ると無残な悲しい表情をしています。
人間の欲というのは本当に恐ろしいと思います。
二度と修復できないまでに破壊を繰り返しても、一瞬の後悔と懺悔で自分自身を許してしまいます。
米軍の海場ヘリポートを建設して、何になるのでしょうか。
世界中で続く負が負を呼ぶ連鎖は果てしなく続き、それに消費される予算に人々は蟻のように群がる。
きれい事を並べても多くの矛盾の中で生きている。
心の中のたくさんの虚像をえぐるような、この映像は大きな衝撃を私に与えました。
少しづつでもいいから変わらなきゃーと感じています。
故郷沖縄の空と海がいついつまでもきれいなままに、そしてそれに触れる人々が幸せや喜びを思い出す。
そんな素敵な私の故郷、沖縄であれと願います。
みなさん是非この歌を聞いてみて下さい。